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ちはやふる小倉山杯

 『ちはやふる』の大ファンで、古典文学に造詣が深い大人気Twitterユーザーたらればさん(@tarareba722)に、嵯峨嵐山文華館周辺の観光地をご紹介いただきます。ちはやふる小倉山杯観戦のついでに、ぜひふらりと足を運んでみてはいかがでしょうか?



二.野宮神社(竹林の小径)

京都府京都市右京区嵯峨野宮ノ元町1
嵯峨嵐山文華館から徒歩6分

Photo:Adobe Stock、ちはやふる基金
ちはやふる小倉山杯

人力車なら専用道や自撮りサービスも!! 「竹林の小径」を抜けて
 嵯峨嵐山駅から向かうと、近年パワースポットとして海外のガイドブックに多数紹介されている「竹林の小径」(約600m)を通ることとなり、鳥居ともども若いカップルや外国人に大人気の観光、写真撮影スポットとなっています。

光源氏と六条御息所は「良縁」か
 いっぽう『源氏物語』第十帖「賢木」前半部の舞台となったのが、この野宮神社です。クヌギの木の皮を剥がずにそのまま鳥居として使用する「黒い鳥居」が建っており、良縁、子宝、学問のご利益があるとされています。
 『源氏物語』(この野宮神社が出てくる)「賢木」のシーンを少し解説しておきます。
 前帖「葵」で、光源氏(作中23歳近辺)の正妻・葵の上が亡くなり(六条御息所の生霊が憑り殺したわけですが…)、「もしかするとこれで源氏の正妻になれるかもしれない」と期待した六条御息所(作中30歳(諸説あり)近辺)ですが、そのあまりの執心に心が冷めてしまった光源氏は、すっかり御息所への興味を失い、足が遠のきます。それに悲観した御息所は伊勢斎宮となる娘(のちの秋好中宮)とともに京都を離れ、伊勢へ下ることを決意。
 御息所が「自分から離れる」と決意したとたんに未練を感じた光源氏は、潔斎のため御息所母娘が逗留していた野宮神社まで足を運び、最後の逢瀬を重ねるのでした(「黒木の鳥居」や「小柴垣」が作中に登場します)。
 最大の見所は、作中屈指の「別れの舞台」となっているはずの野宮神社が、なぜか現在「縁結び」のスポットとして大人気となっているところです。悪縁を切ることが良縁の始まり、ということなのかもしれません。