百人一首誕生の聖地に、
かるた界のトップ選手が集う!
競技かるた界を牽引するタイトル保持者、A級優勝者など8名が
嵯峨嵐山文華館に集結し、対戦します!
日時 | 2023年2月19日(日) |
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場所 | 嵯峨嵐山文華館(2F畳ギャラリー) |
第三回ちはやふる小倉山杯大会結果 | |
第三回ちはやふる小倉山杯大会動画(再生リスト) | |
第三回大会の様子 | |
第三回大会開会式 末次由紀挨拶 | |
第三回大会結果プレスリリース(PDF) | |
出場選手 |
やまぞえ ゆり
山添 百合
八段・京都小倉かるた会
称号・実績 | 第67期クイーン位 |
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かるた歴 | 23年目になります。 |
Q1.好きな歌(札)・その理由 |
「いにしへの」 掛詞を含めてことばの対比がとても美しいと思います。 |
Q2.大会前日の過ごし方 |
できれば1試合練習します。 おいしいものを食べて早く寝ます。 |
Q3.意気込み |
出場させていただくのはこれが4度目になります。 開催にご尽力くださっている皆さま、いつもありがとうございます。 一枚一枚ていねいに、自分らしいかるたが取れるように頑張ります。 |
Q4.観客へのアピールポイント (取り方や試合運びについて) |
基本に忠実、常に攻めの気持ちでかるたをしているところ。 |
ほりもと しゅうすい
堀本 秋水
六段・東京大学かるた会
称号・実績 | 第69期名人位東日本予選優勝 |
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かるた歴 | 10年と11ヶ月程度(うち1年ほど受験にて休止)です。 |
Q1.好きな歌(札)・その理由 |
「わたのはらこ」です。 青い海と白い雲、波が対比的で雄大な情景だなと思うからです。 |
Q2.大会前日の過ごし方 | 夜8時前後を目安に就寝します。 |
Q3.意気込み | 最高峰の選手の方々と取れる光栄を感じながら、のびのびとプレーしたいと思います。 |
Q4.観客へのアピールポイント (取り方や試合運びについて) |
他の選手たちのように綺麗な取り方はできませんが、泥臭い取りでも強い選手たちと渡り合うことができるところをお見せできれば幸いです。 |
おおた ちさと
太田 知里
五段・石川かるた会
称号・実績 | 第54回全国女流選手権大会優勝 |
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かるた歴 | 20年 |
Q1.好きな歌(札)・その理由 |
うかりける 一番最初の定位置から変わっておらず、自陣にあると安心するから |
Q2.大会前日の過ごし方 | 昼寝をしすぎない |
Q3.意気込み | このようなタイトル戦の場はあまり経験がないので、緊張しますが、観てくださる方に楽しんでいただけるように自分も楽しくかるたを取りたいです。 |
Q4.観客へのアピールポイント (取り方や試合運びについて) |
良くも悪くもオーソドックスな取りだと思うので、無駄がないきれいなかるたを見せられたらと思います。また、相手陣の素振りに殺気がこもっているねと言われたことがあるので、背が低くても相手陣へごりごり攻めていけるよというところを見て欲しいです |
みよし てるあき
三好 輝明
八段・福井渚会
称号・実績 | 第69期名人位西日本予選準優勝 |
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かるた歴 | 約29年 |
Q1.好きな歌(札)・その理由 |
たまのをよ 好きではないけど少し気になったから |
Q2.大会前日の過ごし方 | 少しでも会場の近くに行くようにする |
Q3.意気込み | 意気込まないようにする |
Q4.観客へのアピールポイント (取り方や試合運びについて) |
かわいい座布団 |
みとま なる
三笘 成
六段・福岡かるた会
称号・実績 | 第67期準クイーン位 |
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かるた歴 | 15年 |
Q1.好きな歌(札)・その理由 |
なげけとて ある方から「なる」が入っている札として指摘されてから特別に見える札になった |
Q2.大会前日の過ごし方 | 美味しいものを食べてゆっくり過ごす |
Q3.意気込み | 自分らしいかるたができるように頑張ります |
Q4.観客へのアピールポイント (取り方や試合運びについて) |
暗記中の真剣な眼差し (普段ひょうきんな方もみんな引き締まった顔で札を見つめる姿が素敵です) |
ちはやふる小倉山杯開催に寄せられたメッセージ
「神様の反応だーーー」
初めて取材に訪れた名人・クイーン戦での試合を見て、そう思ったことを覚えています。
神様しかできないような反応。
ずっとそれを表現したくて、ちはやふるを描いてきました。
漫画を読んでくださる皆さんの「本物の競技かるたを見てみたいけど、どうしていいかわからない。見に行っていいかもわからない」という言葉を聞くたびに思っていました。
「ああ、あの反応を、みんなにも見てもらいたい」
「みんなが見に来られる大会がもっとあったらいいのに」
そんな時、新大会設立のお話を聞きました。
直近一年で好成績を残したA級選手8名での大会を、百人一首誕生の地、嵯峨嵐山文華館で計画しているということ。
競技かるたの魅力を伝えられる場にきっとなる。
そう思い、協賛することを決めました。
「ちはやふる小倉山杯」と、ちはやふるを冠する大会にすることを快く受け入れてくださった嵐山文華館様、全日本競技かるた協会様に、深く御礼申し上げ
ます。
賞金に関しては、関係各所にお願いして今回実現いたしました。ちはやふるの印税等から支払われます。
かるた協会の皆さんとお話をする中で、「特定の誰かでなく、みんなに夢や希望があるものにしたい」という思いを数多くお聞きしました。愛され、大事にされている選手の皆さんなのだと感じるのと同時に、私もその思いを大切に守り、決して忘れずいようと心に決めました。
強くなるためにたくさんの情熱と努力を重ねてきた選手の皆さんを応援いたします。
そして同時に、本物の競技かるたを見てみたい、そう思うみなさんに開かれた大会です。
A級選手の神速の反応を、卓越した精神を、諦めない粘りを、
嵯峨嵐山にぜひ見に来てください。
末次由紀
一般社団法人全日本かるた協会
会長 松川英夫
この度は、ちはやふる小倉山杯の開催が決定し、共催者として大変嬉しく思っております。
当館は2018年11月にリニューアルオープンいたしましたが、その準備段階において全日本かるた協会の方々と様々な意見交換をいたしました。競技かるたをさらに発展させるため、より多くの方にかるたに親しんで頂くにはどうしたら良いだろうか、という議論をさせて頂き、とても勉強になりました。そしてその中から、小倉百人一首が誕生したと言われるこの地において新しい競技かるた大会を開催しては、という発想が生まれたと記憶しております。以来、約一年半という時間をかけ、小倉山の麓で生まれたアイディアを実現するために様々な方がご尽力下さったことに対して、厚く御礼申し上げます。また、ちはやふる基金の皆様には大会の趣旨に快くご賛同・ご協力いただきましたことに対し、心より感謝いたします。
競技かるたに興味を持つ子供たちが、ちはやふる小倉山杯に憧れ、将来出場することを目指して切磋琢磨する――そのような位置づけの大会としてこれから発展し、末永く続いていくことを願っております。
公益財団法人小倉百人一首文化財団
嵯峨嵐山文華館 館長 川畑光佐