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ちはやふる小倉山杯

 『ちはやふる』の大ファンで、古典文学に造詣が深い大人気Twitterユーザーたらればさん(@tarareba722)に、嵯峨嵐山文華館周辺の観光地をご紹介いただきます。ちはやふる小倉山杯観戦のついでに、ぜひふらりと足を運んでみてはいかがでしょうか?



十一.グルメとおみやげ

〇「琴きき茶屋」京都市右京区嵯峨天龍寺芒の馬場町1
公式サイト
〇「嵯峨豆腐 森嘉」京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町42
公式サイト

Photo:Adobe Stock、ちはやふる基金
ちはやふる小倉山杯 嵯峨嵐山文華館周辺 グルメとおみやげ

究極の桜もちをぜひ!
 旅の醍醐味はグルメとおみやげですよね! 
 嵯峨嵐山というとパッと浮かぶのは抹茶、牛肉、湯豆腐、湯葉、漬物など。どれもお薦めではありますが、個人的にイチオシは渡月橋の北詰、北西側の角にある「琴きき茶屋」の桜もちです。併設する食事処で蕎麦や定食も楽しめますが、桜もちは店頭販売もしており、イートインスペースで出来たてを食べるとこれがまあ絶品! 「餡なし」タイプの桜もちなのに充分甘く、それでいて葉の塩味が絶妙な組み合わせ。嵐山最強のファストフードといえるでしょう。6個セットで1000円ですが、2個から販売もしています。
高級料亭ご用達の嵯峨豆腐
 もうひとつ「これもぜひ!」とお薦めしたいのは、「森嘉」の嵯峨豆腐。上述、清凉寺の隣にあり、創業は江戸後期。天龍寺をはじめとする京都の有名寺院、老舗料亭へ卸しており、8:00~17:00の営業時間にはだいたいいつもゆるやかな行列が出来ています。
 森嘉の豆腐は川端康成『古都』や司馬遼太郎『街道をゆく』にも登場し、お箸でつかむのが難しいほど柔らかいのにコシが強く、それでいて食感はなめらか。しっかりと大豆の味を楽しめます。
 前述『古都』の作中、主人公たちは湯豆腐にして食べていますが、ちょっと生姜を添えて冷や奴で醤油を数滴たらして食べても絶品です。厚揚げも最高なので(こちらはぜひ九条ネギと!)ぜひご一緒に。なお買って帰るなら当日か翌日には召し上がることをお薦めします。「豆腐も出来たてが一番」という、基本中の基本が実感できます。