小倉百人一首競技かるた ちはやふる小倉山杯

「見る競技」としての醍醐味を体感していただく大会

大会アーカイブ

第5回 令和6年2月18日(日)

一回戦、第1・2・4回と優勝している山下の相手は第3回優勝者の山添。山下が先に残り1枚となったが、山添が自陣を守り切り逆転勝ち。女流選手権者の原は、中盤以降で敵陣にやや偏った出札をしっかり攻め取り井上新クイーンを破る。名人戦で2度の死闘を演じた川瀬-粂原戦は、川瀬名人が中盤で大量リードを奪い、得意の堅守で追いすがる粂原を振り切る。堀本準名人と全日本選手権者・自見の対戦は、互いのお手つきで乱戦となったが、高速の攻めが冴えた自見に軍配が上がった。

二回戦、川瀬対自見は、第62回全日本選手権決勝の再現。全日本選手権では1枚差の運命戦で自見が勝利したが、今大会では逆に川瀬名人が運命戦を制した。山添は攻守に厳しい取りを披露し、原に快勝。
川瀬対山添の決勝戦は、中盤以降に山添陣を連取した川瀬が主導権を握る。山添も粘り強さを発揮するが、川瀬が手堅く試合を纏め、この大会での初優勝を飾った。川瀬名人はこの後、3月の全国選抜大会と4月の全日本選手権大会も制し、名人位と合わせて史上3人目の三冠達成者となった。

第4回大会 令和5年2月19日(日)

 一回戦、山添クイーンと太田女流選手権者の試合は、第54回全国女流選手権大会の決勝戦と同じ対戦。運命戦の末、山添がリベンジを果たす。三笘準クイーンと山下永世選手権者の対戦は、こちらも運命戦までもつれ込み山下が勝利。川瀬名人は、前回大会で試合巧者ぶりを見せられた三好とのリターンマッチとなり勝利をおさめる。3か月前に行われた名人位挑戦者決定戦の再戦となった粂原準名人と堀本の試合は、中盤での堀本のお手つきを契機に粂原が振り切り勝利した。

二回戦、川瀬対粂原は、1月の名人位決定戦、1週間前の各会対抗団体戦決勝に引き続いての顔合わせ。互いに手を知り尽くした対戦は川瀬が勝利。山添と山下の対戦は、接戦をものにした山下が前回大会の雪辱を果たした。

決勝戦は、第1回・第2回の本大会優勝者である山下と、名人位を初防衛した川瀬の対戦。第61回全日本選手権大会決勝と同じ対戦となったが、激戦の末山下が、全日本選手権大会と同じく川瀬を下し、3度目の優勝を飾った。

第3回大会 令和4年4月10日(日)

一回戦、川瀬名人とかるた王国福井の雄三好の対戦は、三好が接戦を制する。1年前の名人位決定戦の再現となった粂原対自見は、激戦の末自見が勝利。山添クイーンと同門である荒川の師弟対決は、山添が師である荒川に恩返しを果たした。矢野準クイーンと前回大会優勝者である山下の対戦は、山下が勝利した。

二回戦、自見対三好の対戦は、西日本予選決勝では終始劣勢であった自見が逆転勝利をした試合の再戦。相手のミスから主導権を握った自見が今大会も勝利。山添と山下の対戦は、山下の怒涛の攻めをかわした山添が初の決勝へと駒を進めた。

決勝戦、クイーン位初防衛を成し遂げた山添と前年準名人である自見の試合。我慢の多い展開となったが、最後は山添が勝利し、初の本大会優勝を果たした。

第2回大会 令和3年4月11日(日)

 

 一回戦、粂原名人と浜野、どちらも大学かるた会に入ってからより一層重厚なかるたを取るようになった二人の対戦は、粂原名人に軍配。5か月前の名人位挑戦者決定戦の再戦となった準名人自見と東日本代表者川瀬の対戦は、川瀬がリベンジを果たす。新クイーンとなった山添は福岡の新星三笘との対戦。山添のミスを好機とした三笘が大金星をあげる。準クイーン本多は前大会覇者の山下に対し優勢に進めたが、耐える展開となった山下が勝利をおさめた。

二回戦、粂原と川瀬、山下と三笘の対戦は、粂原と山下が圧巻の勝利。

決勝戦は、第1回大会の決勝戦と同じ対戦となった。粂原の粘りを寄せ付けず山下が快勝し、連覇を飾った。

第1回大会 令和2年2月23日(日)

 一回戦、第66期名人位を防衛した粂原に挑むは新進気鋭の中島。手堅く粂原が勝利。第59-61期名人位の岸田には、東の若手筆頭である坪井が挑む。終盤岸田が逆転勝利をおさめ辛勝した。新クイーン本多に対するは山添。攻守満遍なく取り切った山添が勝利をおさめる。お互い試合巧者な山下と荒川の試合は山下に軍配。

二回戦、粂原は師でもある岸田を破る。山下は山添との接戦を制す。

決勝戦、山下はこの1年間で6回目の選手権優勝、3回目の女流選手権優勝を遂げている。対して名人位を初防衛した粂原は、選抜大会初優勝、11大会の優勝とこちらも濃密な1年間となっている。試合は山下が着実にリードを広げる展開に。終盤驚異的なスピードで巻き返しを図った粂原であったが、第1回大会の優勝者となったのは山下であった。

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